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2009年 中学入試に選ばれた一冊(8)

091107支援室だより

2009年の中学入試で出題された書籍をご紹介する「中学入試に選ばれた一冊」。昨日から論説・説明文をご紹介しています。今日は、ちょっと視点を変えて「どの出版社からのセレクトが多いか!」をご紹介したいと思います。たぶん、このような切り口で、本をチョイスする、読んでみるということはほとんどないと思われます。わたし自身もこれまでにこうした観点から選書するということを試みたことがありませんでした。案外、本を選ぶ一つの指標として有効かもしれません。

2009年度の中学入試124校の、論説(評論)・説明文の出典を調べました。もっとも出題の多かった出版元は「岩波ジュニア新書」で17校。続いて「ちくまプリマー新書」が12校。「講談社現代新書」「新潮社」が6校で、「講談社」(5校)「筑摩書房」(4校)「岩波新書」「中公新書」「角川oneテーマ21」(各3校)などから選ばれています。出版社は一つでも、たとえば、「岩波書店」では「岩波アクティブ新書」「岩波ジュニア新書」「岩波新書」など、編集部が異なると背表紙に書いてある出版元も異なり、それぞれ書店での配置場所も異なりますので、ここでも編集ごとに区別しました。
「うちの子は、物語は好きでよく読むけれども、説明文や論説文はさっぱり。なにを読ませればよいかもよくわからない・・・・・・」という方は、これを参考にして本選びに役立てていただければ幸いです。

では、今年出題の多かった出版元の著作を列挙してみましょう。
※順不同です。

【岩波ジュニア新書】 15タイトル 17校
1)「地球は火山がつくった」(鎌田浩毅) ※大妻嵐山
2)「自然をつかむ7話」(木村龍治) ※筑波大附属
3)「いのちをはぐくむ農と食」(小泉武夫) ※湘南学園・城北・日本大学第三
4)「遺跡が語る日本人のくらし」(佐原真) ※独協
5)「目を閉じて心開いて」(三宮麻由子) ※共立女子第二
6)「野生動物と共生できるか」(高槻成紀) ※女子聖学院
7)「地球がわかる50話」(島村英紀) ※日大豊山
8)「いま、きみを励ますことば」(中村邦生) ※日大豊山女子
9)「絵の前に立って」(中山公男) ※鎌倉学園
10)「身体感覚をひらく 野口体操に学ぶ」(羽鳥操・松尾哲矢) ※巣鴨
11)「生きものの地図をつくろう」(浜口哲一) ※聖望学園
12)「働くって何だ」(森清) ※帝京
13)「環境とつきあう50話」(森住明弘) ※東海大浦安
14)「コミュニケーションの日本語」(森山卓郎) ※多摩大目黒
15)「新版ごみから地球を考える」(八太昭道) ※東京学芸大竹早

【ちくまプリマー新書】 7タイトル 12校
1)「見えざる手が経済を動かす」(池上彰) ※洗足学園
2)「未来形の読書術」(石原千秋) ※渋谷教育渋谷・早稲田
3)「先生はえらい」(内田樹) ※埼玉平成
4)「自分のためのエコロジー」(甲斐徹郎) ※かえつ有明・京華
5)「おやようからおやすみまでの科学」(佐倉統・古田ゆかり) ※帝京大学中・東洋英和女学院
6)「友だち幻想」(菅野仁) ※聖光学院・大妻多摩・立教女学院
7)「ちゃんと話すための敬語の本」(橋本治) ※玉川学園

今後毎年、同様のデータを収集して行きます。

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