海外子女.com > 海外子女教育支援室だより > ’2009年06月’

2009年6 月 のアーカイブ

学校説明会レポート【洗足学園】

本日の「支援室だより」は、「入試の国語を知ろう」をお休みして、本日行われた神奈川県川崎市「洗足学園」の塾対象説明会情報をお届けいたします。

近年飛躍的に進学実績を伸ばし、一般の中学入学試験でも人気校となった「洗足学園」。今年もニューヨークで開催された「模擬国連」に参加するなど、英語教育に力を入れ、帰国生の受入れにも積極的に取り組んでいます。帰国生は、クラス編成上、一般生と同じになりますが、英語の授業においては、帰国生だけの取り出し授業があり、ネイティブ講師が授業を行います。その授業レベルは相当に高く、インターナショナルスクールに通っていた生徒たちが、中学入学後も違和感のない雰囲気を持っています。そのため、入学試験における英語の試験問題もネイティブ講師によって作成される、A・B2つの試験が用意されています(B試験は、算数・国語とあわせた3教科試験)が、難易度が高く、また、ネイティブによる英語での口頭試問(面接試験)も、重視されています。A試験(英語の筆記+面接)では、筆記試験と面接の割合がそれぞれ50%ですので、面接の重要度が高いのがわかります。B試験においても、国・算・英・面接の割合が均等です。さらに、筆記試験のボーダーラインで同点の場合には、面接で合否を査定するとの話でした。受験を考えている方は、1月の入試本番前に、事前の面接練習が学校で行われますので、問い合わせてみてください。

気になる筆記試験の難易度の目安ですが、ネイティブ講師が作成する独自試験で、英検などとの単純比較ができません。しかしながら、今年の合格者の場合、英検準1級保持者35名中23名合格(A試験)、5名中4名が合格(B試験)、2級保持者28名中6名合格(A試験)、76名中20名合格(B試験)という数字がひとつの目安になりそうです。一見すると、A試験では、準1級でも合格が厳しく、B試験では、2級でも合格が厳しいという印象がありますが、前述のとおり、合否を決める要素として、面接試験は重要度が高いので、その点には注意が必要ではないでしょうか。
ちなみに、他の試験・資格を参照すると、TOEFL iBTでは、70点以上で全員が合格しています(A試験)。TOEIC TESTでは、700以上でほとんどの受験者が合格しています。

来年度の入試については、日程以外変更はありません。
■試験日:平成22年1月9日(土)
■募集人員:女子20名(A試験10名・B試験10名ですが、厳密ではありません)
■出願資格:海外での滞在年数・帰国後の経過年数などの条件はありません。
入学後にネイティブの授業についていけるだけの英語力があるか否かのみが判定基準です。海外在住歴がない(たとえば、国内のインターナショナルスクールなど)方でも受験できます。
■試験科目:A試験(英語の筆記+ネイティブによる面接)
■試験科目:B試験(国・算・英+ネイティブによる面接)
※ 帰国生入試にて、残念な結果になっても、2月の一般試験で再チャレンジできます。毎年数名ながら、そこで合格している生徒がいるそうです。

最後に、帰国生の今年度の大学進学実績です。卒業生32名で、東京大学(理科II類)、京都大学、東京医科歯科大(医)ほか、慶應・早稲田・上智など難関大学に多くの卒業生が合格を果たしています。

※ 毎日の記事の最後に「拍手」ボタンを設置いたしました。「参考になった」とお感じの場合は、ぜひワンクリックをお願いいたします。今後の励みになります。

入試の国語を知ろう(助詞編Part II)

本日の「入試の国語を知ろう」は、「助詞編Part II」です。

と、その前に先日(26日)は、千葉県の「市川学園中学校高等学校」の動画コンテンツ作成のため、終日取材撮影にうかがってきました。そのために「支援室だより」もお休みをいただき、申し訳ありませんでした。

市川学園ですが、新校舎に移転してからまだ4年目。とにかく、敷地が広く、当然のごとく最新機能を持つ設備で、すばらしく環境が整備されています。「こんな学校で毎日授業や部活ができる生徒さんが羨ましいな~」と思いながら、学校インタビュー・帰国生インタビューや、各所取材を行ってきたわけですが、ふだんは絶対に入ることができない屋上からの景観ですとか、チアリーディングの練習風景ですとか、ふんだんに撮影してきました。配信開始は、およそ2週間後を予定しています。ぜひ楽しみにお待ちください!
先週は、川崎市麻生区にある「桐光学園」の説明会にも参加してきましたが、こちらも広々とした敷地に、近代的な校舎で、実に環境に優れている学校です。帰国生の認定条件も比較的ゆるく、昨年もたくさんの受験者が集まりました。改めてご報告したいと思います。

来週月曜日は、神奈川県川崎市の人気女子校「洗足学園」の説明会に参加してきます。今年の入試結果など、まだご存知でない方はこちらもお楽しみに。

さてさて、前置きはこのくらいにして、「入試の国語を知ろう(助詞編)」のPart II 実際の帰国生入試問題をご紹介いたします。

【第1問】
(1)~(4)の線部と同じ使い方のものを後のア~エの中からそれぞれ一つ選び、記号で答えなさい。
(1) 桜の枝の間から見えるはずです。
ア 高いから買わない。
イ ぶどうからワインを作る。
ウ 雨だから行かない。
エ 学校から帰る。

(2)駅集合する
ア 姉は医師なった。
イ やっと静なった。
ウ 机の上置く。
エ 友だち本を借りる。

(3)木々の緑美しくなった。
ア 美しい月見えた。
イ 風も吹く雪も降る。
ウ おとなしい努力家でもある。
エ 昨日のことだ友人が遊びに来た。

(4)部屋がひっそりしていた。
ア 間に合わない困る。
イ きっぱりした態度。
ウ 弟出かける。
エ 終わる帰った。

【第2問】
次の文の、線部の言葉と同じ用法のものを次の中から選び、記号で答えなさい。

あなたの好きな番組を教えてください。
ア 宿題はもう終わった
イ その自転車はたしかに私です。
ウ 入学式場所を教えてください。
エ 登戸は急行停まる駅です。

【第3問】
次の(1)~(6)の文の線部「に」は、それぞれどんな働きをしていますか。最もふさわしいものを、後のア~カから選び、記号で答えなさい(ただし、同じ記号は一回しか使用できません)。

(1) 雨降られる。
(2) テーブルの上置く。
(3) 学校着く。
(4) 昼過ぎ始まる。
(5) 氷が水なる。
(6) 遊び出かける。

ア 場所を示す イ 時間を示す ウ 相手を示す エ 変化の結果を示す オ 帰着点を示す カ 動作の目的を示す

【第4問】
次の(  )に入る最も適当な語を、後のア~オから選び、記号で答えなさい(ただし、同じ記号は一回しか使用できません)。

(1) たった一つ(  )方法がない。
(2) 少し(  )運びなさい。
(3) 苦しんで(  )初めてわかる。
(4) なんのこと(  )見当がつかない。
(5) 六時(  )に帰りなさい。

ア まで イ やら ウ こそ エ しか オ ずつ

※ 毎日の記事の最後に「拍手」ボタンを設置いたしました。「参考になった」とお感じの場合は、ぜひワンクリックをお願いいたします。今後の励みになります。

入試の国語を知ろう(助詞編Part I)

「入試の国語を知ろう」の第5回は、「助詞編Part I」です。

入試の知識分野における「文法問題」において、「敬語」と同様に出題頻度が高いのが、「助詞・助動詞」の識別です。本日は、【助詞」についてご説明します。

【助詞】
品詞の分類上の説明をすると、「付属語で活用せず、それだけでは意味をなさない言葉」です。主に自立語に接続し、さまざまな意味を表したり、補足したりする働きをもっています。古くは「て・に・は・を」と呼ばれていました。格助詞・終助詞・副助詞・接続助詞」など、その働きによって細かく分類されますが、このような分類は、中学国語の履修内容になりますので、中学入試でこれを問われることはまずありません。では、どのような出題かといいますと、見かけ上同じ助詞でも複数の働きをもち、使われ方によって意味が異なるものを正しく理解できているかという点を見られます。

たとえば、「の」の識別。「の」には、おもに以下のような働きがあります。

1)主格の「の」=「が」に置き換えられる
例)
わたし書いた作文がコンクールに入賞した。

「わたし書いた」作文となり、「わたし」=主語、「書いた」=述語の関係を表しています。ですので、この場合の「の」は、主語を形成する「主格」の「の」ということになります。

2)(連体)修飾の「の」
例)
わたし作文がコンクールに入賞した。
一見、1)の例文と大差のない内容ですが、この場合の「の」は、直前の「わたし」を、直後の「作文」がだれのものかを詳しくする働きとして結び付けています。つまり、「わたし」=修飾語、「作文」=被修飾語の関係になっているのです。「が」に置き換えることができません。このときに注意するのは、「名詞」+「の」+「名詞」の形になっているかどうかです。

3)同格の「の」
例)
次郎は、作文コンクールで入賞した。
一見2)と同じに見える「の」の用法です。しかし、よくよく意味を考えてみると、どんな次郎かを修飾しているわけではないことに気付きます。この場合、「弟」=「次郎」なのであって、「弟」が「次郎」についての飾りことばではないのです。こうした用法を「同格(前後が等しい)」といいます。2)と同じように「名詞」+「の」+「名詞」となっていますので、注意が必要です。

4)準体言(体言代用)の「の」
例)作文コンクールで入賞したは、わたしの作文です。

「入賞したの」の「の」は、「もの」に置き換えることができます。また、
例)
一番楽しかったは、6年生の修学旅行です。
「楽しかったの」の「の」は、「こと」に置き換えることができます。こうした「こと・もの」は形式名詞と呼ばれ、置き換え可能な「の」については、助詞でありながら、「名詞」の代用ができるということで、「準体言(体言代用)」と呼ばれるです。←これもそうです。

ほかに、「行く行かない」(並立)ですとか、「これはだれ?」(疑問を表す終助詞」などがありますが、主に1)~4)の識別が入試では出題されます。

このような助詞の出題には、ほかに「が」「で」「に」「と」「ながら」「ばかり」「さえ」などがあります。
次回で、実際の出題例をご紹介しましょう(もちろん帰国生入試です)。

※ 毎日の記事の最後に「拍手」ボタンを設置いたしました。「参考になった」とお感じの場合は、ぜひワンクリックをお願いいたします。今後の励みになります。

入試の国語を知ろう(敬語編Part III)

本日は、「敬語編Part III」です。実際の帰国生入学試験で出題された敬語の問題をご紹介いたします。

 

3つの学校で出題されたものをご紹介いたしますが、敬語の問題の場合には、正しい表現を理解し、身につけているかを問われる問題が多く、間違いを指摘させ、それを正しく改めさせる、【第1問】【第3問】のパターンがそれにあたります。また、「『食べる』を尊敬語にしなさい(ひらがな5字)」などのように、基本動詞を尊敬動詞に変えさせる問題も出題されることがあります。

いずれにしても、ふだんからの言葉遣いのうえで、正しい敬語表現を身につけておく必要があります。

年度によって出題されることもあれば、されないこともありますが、受験参考書から「尊敬動詞」「謙譲動詞」などは、書き出して壁に貼るなどの工夫によって、日常目にふれるようにしておくとよいでしょう。

 

【第1問】

次は、お客と応対に出た小学6年生の太郎との会話です。 線部(1)~(6)の敬語の使い方が正しければ、解答欄の(正しい)の□に○印を、誤っていれば、(誤り)の□に○印をつけ、かつ正しい表現に改めなさい。

 

お客「ごめんください・・・・・・。ごめんください!」

太郎「はあい。どちらさまでしょうか。」

お客「私は多田と(1)申しますが、お父さんとは大学時代からの古い友人です。お父さんはいらっしゃいますか。」

太郎「(2)お父さんはさきほど急用で出かけまして、(3)いらっしゃいません。」

お客「そうですか・・・・・・。今日の午前中に(4)来ることになっていたのですが・・・・・・。いつごろお帰りになるのでしょうか。」

太郎「近くですのですぐ(5)お帰りになると思います。多田さんがいらっしゃったら応接室へお通しするよう、(6)おっしゃっていました。どうぞおあがりください。」

お客「ありがとうございます。では、失礼致します。」

 

【第2問】

(1)(2)の各文の線部の敬語表現について、正しくないものを次の中からそれぞれ選び、記号で答えなさい。

 

(1)

ア 先生に秘蔵のルノアールの絵を見せていただく

イ 先生自作の風景画を拝見する

ウ 先生にゴッホの絵をお目にかかる

エ 先生がダヴィンチの絵をご覧になる。

 

(2)

ア 先生がお昼ごはんをめし上がる

イ 先生のお宅でお昼ごはんをいただく

ウ 先生に手作りのお昼ご飯をごちそうになる

エ 先生が生徒にお昼ごはんをおもてなしになる

 

【第3問】

次の(1)~(3)の傍線部について、使い方が適しているものには○、間違っているものは正しい言葉を解答欄に書きなさい。

 

(1)今日、私の父と母が学校にいらっしゃいます

(2)校長先生は毎朝「おはよう」と声をかけてくださいます

(3)私は、毎日必ず卵を召し上がります

※ 毎日の記事の最後に「拍手」ボタンを設置いたしました。「参考になった」とお感じの場合は、ぜひワンクリックをお願いいたします。今後の励みになります。

 

入試の国語を知ろう(敬語編Part II)

先週土曜日に続いて、「敬語編Part II」をお届けいたします。

「謙譲(けんじょう)語」もしくは「謙遜(けんそん)語」
先日の「尊敬語」が、話し相手や話の中心になる人物や物を高める働きをするのに対して、「謙譲(謙遜)語」は、自分側の人や物の立場を下げる(へりくだる)働きをする表現です。「へりくだる」は、漢字では、「謙る」「遜る」と書きますので、「謙遜」という語は、ともに同じ意味で「へりくだる」という意味の熟語だということがわかります。

1)「お(ご)~(動詞)する」もしくは「お(ご)~(動詞)いたす」
例)お話する(いたす)、お持ちする(いたす) など
※ 現代語では、「いたす」で終えることはほとんどなく、丁寧表現を加えて「いたします」が自然な表現ですよね。「~いたす」では、「拙者がお供いたす!」みたいな時代劇のセリフになってしまいます(笑)。

2)謙譲動詞
「尊敬動詞」と同じように、謙譲して表現するときのみ使える特殊な動詞です。この使い方を間違えて相手側に使う誤りがよく見受けられます。
たとえば、「おる」。これは、「いる」の謙譲表現であって、「○○さんはおられますか?」という表現を相手側に使うことはできません。関西では、長いこと「尊敬表現」として使われているので、この地方では間違いと断言はできないのですが、国語として定められた用法としては誤りです。1つひとつの表現を正しく身につけておくべきです。
「行く・来る」⇒「まいる」、「いる」⇒「おる」、「食べる・もらう」⇒「いただく」、「会う」⇒「お目にかかる」、「言う」⇒「申す、申し上げる」、「する」⇒「いたす」などなど。

「~させていただく」について
相手に失礼のないように多用される表現ですが、これは謙譲表現ではありません。もともとは仏教の世界の他力本願を表すことばで、仏の力で「息災させていただく」というニュアンスのことばだそうで、
他人の力を借りてなにかを行う意味合いが強く、これを謙譲語の意味合いで使うと、むしろ、慇懃無礼な印象を与えてしまいます。まったく使ってはいけない表現では、むろんありませんが、TPOで使いこなさないとかえって失礼なことばになってしまいます。

続いて「丁寧語」です。

「丁寧語」
一般的に、これがもっともポピュラーな尊敬語ではないでしょうか。
名詞の場合には、「ごはん」「お茶」、接頭語の「お(ご)」をつけたり、「~だ」の代わりに「~です」(助動詞)を用いたりします。
例)今日は雨だ⇒今日は雨です。「雨」(名詞)+「です」(助動詞)
動詞の場合は、「~ます」(助動詞)をつけます。
例)行く(動詞)⇒「行きます」など
また、「~ございます」も丁寧語です。
例)おはようございます。ありがとうございます。美しゅうございます。粗茶でございます。 など

※ 土曜日の「支援室だより」の冒頭で、「とんでもございません」は誤用だと述べましたが、この場合は、「とんでもない」が形容詞で一つのことばなんですね。ですから、その一部だけを勝手に「ございません」に変えることができない、ということなんです。「おはよう・ありがとう」と同じように、「とんでものうございます」(※これを形容詞の「ウ」音便化といいます)とするか、「とんでもないことでございます」としなければ正しい表現ではないのです。
ちなみに、「楽しみです」はOKですが、「楽しかったです」は、厳密には間違いです。「です」は「体言(名詞)」かそれに準ずる「準体言(もの・こと など)」に接続する助動詞なので、「楽しみ」は名詞ですから問題ありませんが、「楽しい」は形容詞なので、「楽しかったもの(の)です」とするのが、正しく美しい日本語表現ということになります。

次回「Part III」では、実際の入試問題をご紹介いたします。
※ 毎日の記事の最後に「拍手」ボタンを設置いたしました。「参考になった」とお感じの場合は、ぜひワンクリックをお願いいたします。今後の励みになります。

入試の国語を知ろう(敬語編Part I)

「入試の国語を知ろう」の第4回は、「敬語編Part I」です。

一般入試での「敬語」の出題は、知識問題の中での出題率でいうとさほど多くないのですが、近年女子校を中心にすこしずつ増えていく傾向にあることは確かです。数年前には、関西の男子最難関校「灘中学」でも出題があったくらいですから。日本語の、とくに敬語の使い方の乱れが問題視されて久しいですが、正しいことばの使い方として入試問題でも、もっと問われてもおかしくないのかもしれません。
敬語はともすれば大人の世界でも誤用されることが多く見られます。たとえば、駅のアナウンスで「ご乗車できません」。これは明らかに誤りです。もとの動詞「乗車する」を尊敬表現にするためには、「ご~(動詞)になる」もしくは、「ご~(動詞)なさる」という形に変えなければなりませんので、「ご乗車になれません」が正しい表現になります。また、「お話になられる」「おっしゃられる」も間違いですね。助動詞の「れる(られる)」を動詞に接続させると「可能・尊敬・受身・自発」の意味で用いることができますので、確かに尊敬表現になります。しかし、「お話になる」「おっしゃる」がすでに尊敬表現ですから、さらに助動詞までくっつける必要はないわけです。敬語に過剰になったばかりに、余計なまでに相手を尊敬してしまっています。このような誤用を「二重尊敬」「過剰尊敬」などと呼びます。
このほか、「とんでもございません」「いらっしゃいますでしょうか」「お申し出ください」「お楽しみにしてください」など、日常、疑問ももたずに間違って使っている敬語表現はたくさんあります。(エッ! どこが間違いなの? と思われた方は、info@kaigaishijo.comまで(笑))
このように、大人の感覚でも難しい敬語表現ですので、ふだん敬語になじみの薄い小学生ともなると、正しく理解し使いこなすのは、実は他の知識問題を学習する以上に難しいといえるのかもしれません。ましてや、海外に住んで、かつ、日本人の大人たちとの接点に乏しい海外生にとっては、ハードルの高い問題ではないでしょうか。

敬語表現には、大別して「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つがあります。

「尊敬語」
話し相手や、話の中心になる人物やその家族、所有物に対して、対象を高める働きをする表現。
1)「お(ご)~(動詞)になる」「お(ご)~(動詞)なさる」
例)お話になる、お食べになる、お読みなさる など

2)「五段活用・サ変動詞+れる」「上一段・下一段活用・カ変動詞+られる」
例)話す⇒話される、食べる⇒食べられる、見る⇒見られる、来る⇒来られる など
※ 「れる・られる」は「可能・尊敬・受身・自発」の4つの意味で使えるので、入試でもその識別は頻出。

3)「お(ご)+名詞(形容詞・形容動詞)」※あくまでも尊敬の対象となる相手のものにしかつけてはいけません。
例)「お車でお越しの方は~」「お電話ありがとうございます」「お美しい」「ご立派な」など

4)尊敬動詞
尊敬動詞とは、もともとの意味をもつことばから派生したわけではない、尊敬語としてのみ使うことができる動詞。
「食べる⇒召し上がる」「言う⇒おっしゃる」「行く・来る・いる⇒いらっしゃる」「見る⇒ご覧になる」など

注意が必要なのは、尊敬語は相手側や話題の人物の立場を高める働きをするので、これを自分の側に用いてしまうと、自分の立場を高めてしまい、相対的に相手の立場を下げてしまう、ということですね。特に入試問題では、4)の尊敬動詞を正しく覚え、理解しているかという点が多く問われます。1つひとつを覚えるしかありませんが、日常の正しい言葉遣いが問われます。

月曜日に続きをお届けします。お楽しみに。

※ 毎日の記事の最後に「拍手」ボタンを設置いたしました。「参考になった」とお感じの場合は、ぜひワンクリックをお願いいたします。今後の励みになります。

入試の国語を知ろう(ことばの意味・用法編)

「入試の国語を知ろう」の第3回は、「ことばの意味・用法編」です。

いちおう、「知識問題」という分類で問題ないと思うのですが、正しいことばの意味・使い方を問う問題は、独立大問で出題されることもないとは言い切れませんが、長文読解問題中の小問のひとつとして出題されるケースが多く見受けられます。以下にご紹介している問題のうち、【第3問】のように、先日ご紹介した「慣用句」の知識がなければ答えを選択できない問題もあります。また、【第4問】中の「流暢(りゅうちょう)」「卑屈(ひくつ)」などのように、小学生がふだん耳にしないことばまで問題になっていますね。

では、どのような対策が可能でしょうか。一般の受験指導においても、実に難しい課題です。たとえば、英語の学習において、単語だけを覚えようとしてもなかなか記憶の定着が困難なように、その語だけ取り出して意味を理解しようとするのは、ほとんど無駄な作業になってしまいます。知らない言葉に出会ったら、地道に辞書を引いて意味を調べ、その言葉を使った短文を作ってみたり、辞書に出ている類義語や反対語を同時に覚えたりしながら、言葉の世界を広げていかなければならないでしょう。そのことばの意味をほかの表現でも理解できる力がなければ、選択肢から正解を選ぶこともできませんから。

なによりことばの用法を自然に涵養する、そのもっとも効果的な方法は、ずばり「読書」です。なかなか限られた時間と、図書が身の回りにない環境で、多くの本に触れる機会もないとは思いますが、日本語の本を読む習慣だけは、けっしてないがしろにしないでください。
それから、ご家庭での環境づくりです。親がかってに、大人と子どものことばの世界に境界線を設けて、お子さまとの会話を、平易な表現で済ませていませんか? むしろ、理解しづらいくらいの大人の表現をさまざまに用い、その意味を理解する意識付けをしてやったほうが子どもたちのためです。それは入試問題のうちのほんのわずかですが、以下の設問をご覧いただければ一目瞭然だと思います。
本日ご紹介している問題も、すべて「帰国生入試」で実際に出題されたものばかりです。

【第1問】
(文章中の「それはともかく、ひどく暑かった」を読んで、)
「ともかく」の意味として正しいものを次の中から選び、記号で答えなさい。

ア 当面の問題外として
イ 当人の問題として
ウ 当今の傾向として
エ 当然の範囲内として
オ 当座の状況として

【第2問】
(文章内に出てくる3つのことばについて)
(a)(b)(c)の意味として最も適当なものを、それぞれ次のア~エの中から選び、記号で答えなさい。

(a)そこはかとなく
ア 思いがけなく
イ おくゆかしく
ウ なんとなく
エ ひどく

(b)俄然(がぜん)
ア ようやく
イ 非常に
ウ 徐々に
エ 急に

(c)極力
ア できるだけ
イ かならず
ウ それほど
エ あまり

【第3問】
「好評を博し」「大変な人だかり」「びっくり仰天して」とありますが、これらの言葉の文中での意味と同じ意味のものを、それぞれ次のア~オの中から一つずつ選び、記号で答えなさい。

「好評を博し」
ア 評判をとり
イ 好調を保ち
ウ 名声が上がり
エ 下馬評が高く
オ 風評が立ち

「大変な人だかり」
ア 枯れ木も山のにぎわい
イ 上を下へのおおさわぎ
ウ 鈴なり
エ 多勢に無勢
オ 烏合の衆

「びっくり仰天して」
ア 息を呑んで
イ 耳を疑って
ウ 舌を巻いて
エ 目を白黒させて
オ 腰を抜かして

【第4問】
a~cの語句の意味として最も適するものを次の中からそれぞれ一つずつ選び、記号で答えなさい。

a 流暢(りゅうちょう)
ア 聞き取れないほど小さい声で話すこと。
イ 話しぶりがなめらかでよどみないこと。
ウ 一語一語区切りながら読み上げること。
エ 水が流れるように低い声ですらすらと読むこと。
オ ゆっくりではあるが聞き取りにくい発音のこと

b 放言
ア ほんとうは相手を思いやってしゃべること。
イ めったに聞くことのないような発言であること。
ウ 否定をせず肯定もしない適当な発言をすること。
エ 思ったままを言いはなつこと。
オ 言ってはいけないことを言うこと。

c 卑屈(ひくつ)
ア おどおどしていじけていること。
イ だれにも屈することなくガマンすること。
ウ 明るい気持ちを隠していること。
エ 悪いことをしてしまったと後悔すること。
オ 心の奥底で強い反抗心を持っていること。

※ 毎日の記事の最後に「拍手」ボタンを設置いたしました。「参考になった」とお感じの場合は、ぜひワンクリックをお願いいたします。今後の励みになります。

入試の国語を知ろう(ことわざ編)

「入試の国語を知ろう」の第2回は、「ことわざ編」です。

「ことわざ」と「慣用句」は、よくセットで考えられます。先日ご紹介したように、「慣用句」は、二つ以上のことばを組み合わせることによって、本来のもつ意味とは別の用法で用いることばです。大事なポイントは、本来もっている意味以外で用いられるので、表現にふくらみをもたせることができ、したがって、多くの慣用句を知っていることが、インプットにもアウトプットにもひじょうに役立つということです。
「ことわざ」は、古くから言い継がれてきた表現で、生きるうえでの知恵や教訓・戒めが、端的にかつ的確に込められた表現のことをいいます。みなさんがご存知の多くのことわざは、いつのころから言われているのか定かでないものがほとんどですが、長いときの流れを経た現代にも受け継がれ、そして、私たちが生きていくうえで大切な教えを示唆してくれます。
ことわざが面白いのは、まったく反対の意味でありながらどちらも真実をついているものがあるというところです。たとえば、「渡る世間に鬼はなし」(世の中は良い人ばかりだからいざというときは頼りになる)<->「人を見たら泥棒と思え」(世の中の人は悪い人ばかりだから用心せよ)や、「二度あることは三度ある」(何度も同じ失敗や過ちを繰り返す)<->「三度目の正直」(三回目にはうまくいく)など。これらは、一見対立する概念が実はどちらも起こりうる、つまり、状況に応じてさまざまなことがらが起こりうることを示唆しているのですね。また、「犬も歩けば棒にあたる」は、「なにかをしていれば、思いがけず幸いなことが起こる」と「なにかをすれば、不幸なことが起こる」という相反する二つの意味を両方備えていることわざです。もともとの意味は後者だったようですが、時代の変化とともに、両方の意味で用いられるようになりました。それから、ことわざを学習していると気がつくのは、「最近では日常的に使うことがなくなっていたり、みかけなかったりしたもの(ことば)」が、ことわざの中では生きているという点です。「紺屋の白袴(しろばかま)」「とうふにかすがい」「ぬかに釘」「馬子にも衣装」などなど。

最後に誤用しやすいことわざをひとつ。「袖振り合うも多少の縁」。これは間違いですね。「袖振り合うも他生の縁」。実はこれも間違い。正しくは、「袖振り合うも多生の縁」。「多生」とは輪廻転生を表していて、袖が触れ合う、つまり、人と人が出会うというのは、偶然ではなく、前世のころから決められていた必然である、という仏教の教えが本来の意味だそうですよ。

では、次のことわざに関する問題にチャレンジしてみましょう!
※ 問題はどれも中学受験「帰国生専用試験」から抜粋したものです!

【第1問】
例にならって、(1)~(5)の分の意味をもつことわざを、あとのイ~サの中から一つずつ選び、さらにそれぞれの□にあてはまる生き物の名前をひらがなで答えなさい。

例 先行きがみえないのに勝手に期待して、あれやこれやと計画を立てる。 (答)ア たぬき

(1)真にすぐれているものは、多少おとろえたり古くなったりしても価値がある。
(2)豊かな経験による判断はとてもありがたく、人々にとって役に立つものである。
(3)言わなくてもよいことを口にだして、その結果かえって災いを招いてしまう。
(4)日ごろから自分が指導していた部下に、思いがけず裏切られてしまう。
(5)考え方としては名案だが、実現するとなるとたいへんむずかしい。

ア とらぬ□の皮算用 イ □も木から落ちる ウ □の頭も信心から エ □も鳴かずばうたれまい オ 飼い□に手をかまれる カ □百まで踊り忘れず キ □の耳に念仏 ク くさっても□ ケ □の首に鈴をつける コ □の甲より年の功 サ 能ある□はつめをかくす

【第2問】
次の9 10は、□に漢字をそれぞれ一字ずつ入れるとことわざが完成します。この中で意味が他と異なるものをア~エから一つずつ選び、その□に入る漢字を書きなさい。(正確にていねいに書くこと)

ア □に真珠
イ □とスッポン
ウ □の耳に念仏
エ □に小判

10
ア 河童の□流れ
イ 猿も□から落ちる
ウ 弘法にも□のあやまり
エ 下手の□好き

解答は、会員の方対象メールマガジンでお届けいたします。

※ 毎日の記事の最後に「拍手」ボタンを設置いたしました。「参考になった」とお感じの場合は、ぜひワンクリックをお願いいたします。今後の励みになります。

入試の国語を知ろう(慣用句編)

本日は少し趣きを変えて、「国語」の語句知識問題にフォーカスして、特に中学入学試験ではどんな知識が問われるのか、実際の入試ではどんな出題なのか、ということを中心にご紹介していきます。

国語に限らずどの科目でも、ただ単に知識の丸暗記、詰め込みや、受験のためだけのコツ、テクニックだけでは、受験を突破することはかなわないということです。中学入試でも、問題がひじょうによく練られていて、思考力・判断力、未知の問題に対する処理能力、柔軟な対応力がなければ解けない問題が出題されます。どの科目(分野)についても、ふだんから問題意識をもって、つまり、疑問をもってものごとを観察し、考え、自ら解決するという姿勢で学習する習慣を身につけていなければ、興味・関心も探究心も育たず、その後の学習に活かせなくなる可能性が高いからです。
では、国語におけるふだんの学習に大切なことはなんでしょうか。受験対策のポイントに関しては、受験以前の学習も含めて、会員の方対象の「中学入試ワンポイント」「高校入試ワンポイント」で詳しく述べています。現在も連載中ですので、このページを読む前(もちろん後でも結構です)に、ぜひ、そちらをご参照いただきたいと思います。
ここでは、語句知識をご紹介いたしますが、あくまでも入試で問われる語句知識問題がどんなものなのかを参考にしていただくためのものです。本来、母語としての国語力が備わっていなければ、どんなに小手先の技術や知識で乗り切ろうとしてもなかなかうまくいきませんが、そうはいっても、入学試験で成功するためには、1点も落としたくないところですから、そういう意味ではとても重要なポイントになります。ひとくちに国語の入試問題といえども、学校によって出題の形式も内容もまちまちで、最終的には志望する学校の過去問を解き、最新の出題傾向を説明会などで入手し、その出題傾向に即した対策をしておかなければなりません。

さて、前置きが長くなりましたが、ここでご紹介する知識問題は、この前提のもとに参考にしていただきたくものだということをご了解ください。

男女問わず、とてもよく出題されるのが「慣用句」です。「慣用句」とは、二つ以上のことばを組み合わせることによって、本来のもつ意味とは別の用法で用いることばのことを言います。英語でいう「イディオム」ですね。とくに体の一部を使った慣用句がとても多く、表現にふくらみをもたせたり、隠喩(メタファー)としての役割ももつので、ウィットに富んだ表現を可能にしたりする、表現技法の一種でもあるので、慣用句を多く知っていればいるほど、読解力があるということにもなるわけです。たとえば、「目から鼻に抜ける」。ほんとうかどうかわかりませんが、奈良の大仏造営の際、完成前に片目がないことに気付いた大工さんが、大仏の内側から目をとりつけて、出口を失ったときに、鼻から抜け出たことから、「とても機知に富んだ人、機転の利く人」という意味で使われるようになったそうです。

では、次の慣用句に関する問題にチャレンジしてみましょう!
※ 問題はどれも中学受験「帰国生専用試験」から抜粋したものですよ!

【第1問】
次の□の中に動作・状態をあらわす語を、( )の中にはその意味を、それぞれの欄から一つずつ選び、その記号で答えなさい(ただし、同じ記号は一回しか使用できません)。

1 水□( ) 2 水に□( ) 3 水の低きに□ごとし( ) 4 水を□( ) 5 水が□( )

□の欄
ア もれる イ 就(つ)く ウ おぼれる エ あく オ 飲む カ 差す キ 流す
ク 入らず ケ 打つ コ 向ける サ 映す

( )の欄
A 前途のわからないことをたとえていう
B ごく自然にものごとがはこぶことをたとえていう
C おろかなことをするたとえ
D ごく親しい者だけの集まりで、他人がまじわらないこと
E むだにすること
F 相撲で、勝負が長引いて決着がつかず、両力士の疲労がはなはだしいときに、力士を一度休憩させて力水をつけさせること。
G 相手があることを話はじめるようにうまく仕向けること
H 過去にあったことを、すべてなかったことにすること
I 競いあう二者の間に優劣の差がはなはだしくつくこと

【第2問】

傍線(3)「耳元」とありますが、次の「耳」がつく慣用句の意味としてふさわしいものを(意味)ア~オの中から一つずつ選び、記号で答えなさい。

一 耳をそばたてる
二 耳につく
三 耳にはさむ
四 耳をすます
五 耳に入れる

(意味)
ア 音のほうに耳を向けてよく聞く
イ 人に話して聞かせる
ウ 心をおちつけて、集中して聞く
エ 聞いたことがいつまでも忘れられない
オ うわさなどでちらっと聞く

解答は、会員の方対象メールマガジンでお届けいたします。

※ 毎日の記事の最後に「拍手」ボタンを設置いたしました。「参考になった」とお感じの場合は、ぜひワンクリックをお願いいたします。今後の励みになります。

学校 訪問レポート 第8回

今月の4日(木)に訪問した「渋谷教育学園渋谷中学高等学校」の訪問レポートをお届けいたします。

4日の支援室だよりで【国語】の入試問題の概要をご紹介した際に、
「渋谷教育学園渋谷中学は、国内一般での受験においてもレベルの高い学校としてその地位を確立していますが、14年前にはじまった帰国生入試でも、近年で は、定員12名に対して、志願者が230名を超える超人気校となりました。受験科目は、国・英・算+英語面接、または国・算・作文(日本語)+面接のいずれかの選択で、合格者の割合は、英語選択:作文選択=6:4です。いずれにしても、国語・算数の入試対策は必要です。帰国生専用試験とはいえ、国語・算数 の難易度は高く、そのわけは、国内一般生のレベルがひじょうに高いうえ、帰国生との混合クラスですので、英語力のみならず、国算における高い水準での受験対策学習(教科書レベルではけっしてありません)に取り組んでおかなければ、入学後の学習についていくのが厳しいからでしょう。」とご紹介いたしました。(抜粋)

さらに6日の支援室だよりで、以下のように補足しています。
「国・英・算+英語面接」または「国・算・作文(日本語)+面接」のいずれかの選択で、合格者の割合は、英語選択:作文選択=6:4です。これはあくまでも目安であり、09年度の入試結果でいうと、合格者の合計が49名。 内訳が英語での合格者が28名、作文(日本語)での合格者が21名ですので、実際には、4:3の割合だったことがわかります。現地(国際)校出身でなくと も、国内生並みの国語・算数の科目対策にあわせて日本語による課題作文対策を十分にとっていれば、合格は可能だということですね。しかしながら、国内生受験者のレベルは相当のものです。」(抜粋)

これは、ご存知の方も多いと思いますが、大学進学実績に表れており、07年には、東京大学23名を達し、09年は、東大(9名)はじめ国公立に70名、早稲田96名、慶應47名、上智24名(いずれも既卒生含む)の合格者を出すなど、毎年堅調に、有名校合格を果たしています。また、帰国生の進学状況で注目すべきは海外大学の合格実績です。ハーバード大やMIT、ボストン大、スタンフォード大学など、例年卒業生を送り出しています。その人気と実績について、入試広報部長の佐藤先生にお伺いしましたが、「特別なことをしているわけでもない」とこともなげにおっしゃっていました。ただ、大事にしていること、特に帰国生の受入れをはじめたときに、徹底した環境づくりをしたとのことでした。
帰国生に限らず、学校は、「子どもが育つ、伸びる環境でなければならず」、育つ環境のためには、「楽しく学べる環境でなければならない」と。さらにそのためには、「指導者の質」が高くなければならない。こうした環境を、ことに帰国生に対しては徹底したヒヤリング、リサーチをとおして、整備してきた結果、今の渋谷学園渋谷があるのだということです。
そして、子どもが「伸びる」ためには、「相性」が重要なポイント。いくらよい指導をし、環境を整備しても、相性がよくなければ、子どもは伸びない。たしかに、どんな環境においても、居心地のよさって、つまりは相性なんですよね。実際に生徒さんたちを見ていても、のびのびおおらか、渋谷教育学園渋谷での居心地のよさ、相性のよさを感じました。すれ違う生徒さん、エレベーター(地上9階建ての校舎)で一緒になった生徒さん、みんなが気持ちのよい挨拶を交わしてくれました。帰国生の入学後ですが、国内生との混合クラスで、1・2組にのみ10名前後ずつで組みいれます(09年中1は、1組:10名、2組11名)。※ 1クラス35、6名。
1学年6組で、215名の在籍の中で、2クラスにのみ編成されますので、分散されることなく、帰国生が安心して過ごせるよう、また、英語を保持・伸張できるように配慮されています。

最後に、入試における英語でのアドバンテージについて。英語を選択する場合でも、国語・算数の受験対策が必要なことは前述したとおりですが、ずばぬけて英語の得点がよい場合には、その点を査定して合格になるそうですから、英語での受験をお考えの方は、よりいっそう英語に磨きをかけておいてください。もちろん国語・算数もしっかり対策しておいてくださいね。合格できるお子さんは、現地校に通いながらも、並行して日本の勉強もがんばってきているとのことでしたから。

※【英語】の問題紹介はまた後日にいたします。

※ 毎日の記事の最後に「拍手」ボタンを設置いたしました。「参考になった」とお感じの場合は、ぜひワンクリックをお願いいたします。今後の励みになります。