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2009年4 月 のアーカイブ

09年度 入試問題 第5回

09年度の入試問題、第5回は、大教大池田高等学校の英語の一部をご紹介いたします。問題の詳細に関しましては、info@kaigaishijo.comまでお問い合わせいただければ、可能な範囲でお答えいたします。
【英語】(60分)

問題構成は、「問題I」「問題II」の大問2題構成で、問題Iがリスニングテスト、問題IIが長文読解問題です。問題のはじめの部分に注意書きで、
「試験開始から5分後に、問題I(リスニングテスト)を開始します。それまでに、問題Iの設問に目を通し、時間がれば、問題IIをしておいてください。リスニングテスト終了後は、再び問題IIに取り組んでください。」
とありますが、海外からの受験生(帰国子女含む)にとっては、英語の問題全体をとおしてもさほど難しい問題ではないだろうと思います。したがって、問題Iの設問にざっと目を通したら、問題IIの長文に取りかかっていても問題ないでしょう。長文の内容もさほど難しくはありませんが、2ページ弱の長文なので、早めに目を通しておいたほうがよいでしょう。

【リスニングテスト】
[A][B][C]の小問3題です。

[A] 大学生とスイミングスクールの経営者との会話を聞き、このあとに読まれるNo.1からNo.4の質問に短い英語で答えなさい。
[B]これから読まれる話を聞き、そのあとに読まれる文が、話の内容に合っていればT、あっていなければFで答えなさい。
[C] 聞こえてくる英語を、解答用紙の英文中の(    )に一語ずつ書きなさい。

ここでは、[B]の問題をご紹介します。※ リスニングテストですので、実際には文章は用意されていません。

Who invented ice cream? Nobody knows.  People in Roma ate ice cream many, many years ago.
Who invented the first ice cream machine?  Nancy Johnson did.  In 1846 this American lady invented a little machine that could make ice cream quickly and easily. A few years later, ice cream became an important business in America.  Soon they began to make ice cream sodas.  They made them in this way: they called it an ice cream soda.  Ice cream sodas soon became very popular.
However, there were some very strict people who said, “You must not sell ice cream sodas on Sundays.  Sunday is a day to go to church, not to eat ice cream sodas.”  So, that became the rules: NO SODAS ON SUNDAYS.
When the people who sold ice cream sodas saw that rule, what did they do?  They said, “We can’t sell sodas on Sundays.  It’s against the rules.  What shall we do?” Then someone thought of a good plan.  He said, ” Let’s sell ice cream without soda water, but with chocolate or strawberry sauce.”
They did so, and this became very popular.  People began to call it a Sunday soda. Then the strict people said, “You must not use that name?”  And so they changed the name from Sunday soda to sundae!

True or False
1 (     ) In 1864 Nancy Johnson invented the ice cream machine.
2 (     ) Some very strict people didn’t want people to eat ice cream sodas on Sunday.
3 (     ) They used soda water to make a Sunday soda.
4 (     ) They changed the name of a Sunday soda because it was not popular.

【長文読解問題】

長文読解問題には、問1~問9までの設問が用意されています。前述のとおり、長文がやや長めではありますが、国内生と同一試験でもあり、文法も、単語も、日本のカリキュラムでいう、中学校の指導要領の範囲内ですから、帰国生にとっては取り組みやすい問題だと思います。
問題文は省略いたしますが、内容を要約すると、西暦2275年、大気汚染によって、人類は屋内のみでしか生きていくことができなくなっているという設定で、昔の人びとが使っていた「サングラス」にあこがれる少女のストーリーです(結構楽しめます)。なぜ、未来の世界では「サングラス」はなくなっているのでしょう?
ここでは、設問を一部ご紹介いたします。

問5 下線部(18)nobody in the world needed sunglasses のようなことがいえる理由を、本文をよく読んで、20字程度の日本語で答えなさい。

問6 下線部(13)He said the sun was so bright that you could not keep your eyes open.
(17)Everyone they passed stopped to give them a second look. の英文を日本語に直しなさい。
※ 「so~that 構文」「stop to 不定詞」の和訳の問題。ほかに、「keep+O+C」「give +O+a second look」などの文法の基本を問う。

問7 下線部(3)「他の人にはそんなふうに考えてほしくないのよ。」(8)「サングラスを持つことがばかげた考えだと彼女はわかっていました。」の日本語を英語に直しなさい。

問9 あなたがこれまでにもらった誕生日プレゼントについての思い出を30語程度の英語で書きなさい。句読点は語数には含みません。最後に使用した語数を書きなさい。
※ 長文の中で、主人公の女の子(Jill)が、誕生日プレゼントに「サングラスがほしい」と母親に告げる場面があります。

帰国生専用試験のように、英語のみによる出題になっておりません。したがって、問5・問6などは、不自然ではない日本語への翻訳力(表現力)も必要です。

※ご紹介した設問に関する解答と解説は、会員の方対象のメールマガジンにてご紹介いたします。

09年度 入試問題 第4回

09年度の入試問題、第4回からは、大阪にある国立、「大阪教育大附属池田高等学校」(以下大教大池田)の入試問題をご紹介してまいります。この学校は、募集人員が160名ですが、附属中学からの連絡進学、いわゆる内進生が110名ほどいます。そして、一般入試での入学者が40名程度、国際(帰国生)枠入試での定員が8名です。09年度の入試における国際枠入試では、10名の受験者に対して、定員と同数の8名が合格しています。
入試問題のほうですが、一般入試が、国・数・英・理・社の5科目であるのに対して、国際枠は、「国・数・英」の3教科+面接によって合否の総合判断がなされます。今回は、国語の問題について一部をご紹介いたします。一般入試と同じ問題ですから、現地(国際)校の在籍の方にとっては、国語・数学に対する早めの取り組みが必要です。

ここでは一部のみをご紹介いたします。また、出典に関しましては、著作権保護の都合上、掲載ができませんので、ご了承ください。なお、問題の詳細に関しましては、info@kaigaishijo.comまでお問い合わせいただければ、可能な範囲でお答えいたします。

【国語】(60分)
〔一〕物語・小説 中沢けい「楽隊のうさぎ」

中学入試問題でも頻出の作品。出題字数は、約2300字。
中学一年生の息子、克久は、吹奏楽部に所属し、県大会出場をめざす地区大会に臨む。母親の百合子は、子どもだと思っていた克久の、精神的に成長し自我を確立しつつある姿を目の当たりにし、大人の男へと近づくわが子に驚き、「喜び」と同時に「淋しさ」を感じている。
主題はざっとこんな感じです。場面設定を的確に読み取り、登場人物である「百合子(母)」の心情の吐露や、親子の会話から、息子の成長を目の当たりにする母親の複雑な感情を理解することが必要です。物語・小説の読解では、場面設定→場面の変化→登場人物の心情の変化→主題(テーマ)の読解のポイントを確認しながら、多くの文章に触れておきたいところです。

問題の一部紹介:
問二 傍線部(A)「気持ちを向ける方向の指示は持っていなかった」とは、どういうことか。わかりやすく説明せよ。
※文意の理解を問う問題。字数の指定をはじめ、解答作成に対する具体的な指示がありません。こういう問題にはどう対処すればよいのでしょう?

問八 傍線部(F)「よく知っている克久とは別の少年がそこにいるような気もした」とあるが、この時の百合子の気持ちを、七十五字以内で説明せよ。

※作品の主題への理解を問う問題。多くの「物語・小説」では、筆者がもっと伝えたいこと、つまり、作品の主題への理解が、最後のほうで問われます。この問題は、七十五字という字数指定がありますが、この字数を手がかりにどういう内容の解答が求められるのかの予測がつきます。とはいえ、ふだんから解答作成のトレーニングをしておかないと、高得点につなげるのは難しいのではないでしょうか。記述問題の場合には、満点答案をめざすのではなく、部分点をいかに多くもらうかという意識で最低8割を書ける訓練の積み重ねが必要です。

〔二〕論説文(佐藤忠男の文章による)

出題字数は、約3000字。
論説文(説明文も)の読解は、話題→段落ごとの要点→段落関係(意味段落)の把握→要旨の理解、という手順で進めます。小説と異なり、書かれている内容を正しい手順で読解し、理解していけば、問に対する解答もしやすい種類の文章といえましょう。ただし、語いそのものが難しかったり、内容に興味がわかず集中して読めなかったり、という理由で論説文を苦手に感じている子も多くみかけます。まずは、話題に関連するキーワードが正しく認識できるだけでも内容理解が楽になりますので、話題段落(第一、第二形式段落あたり)を注意深く読んで、繰り返されている言葉=話題がなにかをつかむ練習をしてみてください。

問五 傍線部(A)「私はいま、世間では独学者として通っている」とあるが、なぜ筆者は「世間では独学者として通っている」と考えているのか。わかりやすく説明せよ。
※これも字数指定がありません。ポイントは設問の「なぜ筆者は~と考えているのか」の表現ですね。

問六 傍線部(B)「こう考えるといっそう、私が独学者と言われる根拠は希薄になる」とあるが、「こう」の指す内容を五十字以内で記せ。
※指示語の指す内容を適切に押さえる問題。説明的文章では頻出。五十字という字数を手がかりにします。

問七 傍線部(C)「一流の学者はすべて独学者だ」とあるが、なぜそう言えるのか。その理由を七十五字で説明せよ。
※前後の文脈から理由にあたる部分を押さえます。これも字数がヒントになります。

問九 「独学」について、あなたの考えを三百字以内で述べよ。ただし、本文の内容を踏まえる必要はない。

※最後の最後に、三百字記述作文です。ご覧のとおり、それまでにもすでに百字を超える記述解答問題がありますし、文章題が3000字、記述問題が四問とスピードと記述力が高度に求められる問題です。

※ご紹介した設問に関する解答と解説は、会員の方対象のメールマガジンにてご紹介いたします。

09年度 入学試験問題 第3回

第1・2回に引き続き、09年度「公文国際学園」(中学)、最終回は算数の入試問題の一部をご紹介いたします。
帰国生の方の多くは、第2回でご紹介した「英語」での受験がほとんどではないかと思っていましたが、学校側の話では、国語や算数を選択して受験する生徒さんも結構いらっしゃるようです。理由は、
1)日本人学校出身で、国内生並みの受験対策をしてきた
2)現地校(国際校)出身だが、並行して日本語の受験対策をしてきた
3)科目の中では算数(国語)が一番得意である
4)帰国後の生活が長く、国内で受験対策をしてきた などが挙げられます。
これから受験を考えている皆さんの中で算数に自信を持っている方は、ぜひ以下にご紹介する算数にチャレンジしてみてください。公文国際では、一般入試を2月3日・5日に実施しています(来年は2月4日に一本化)。ここにご紹介する特別入試の算数は、一般入試の問題より難易度が高くなっています。
※ここでは一部のみのご紹介になります。今年度の入試問題に関しましては、声の教育社より、
学校別入試問題集として発行されます(発行日未定)ので、すべての問題に関しましては、発行後のご購入をお勧めいたします。
なお、問題の詳細に関しましては、info@kaigaishijo.comまでお問い合わせいただければ、可能な範囲でお答えいたします。

1.【算数】60分
問題Ⅰ(基本)、問題Ⅱ(応用)という2部構成になっており、問題Ⅰは計算問題、問題Ⅱは文章問題と図形の問題という出題形式でした。
問題Ⅰは【1】小問数5題で、(1)整数四則計算、(2)(3)分数の四則計算、(4)工夫して解く分数計算、(5)分数の大小関係に関する問題となっており、どの問題も正確な処理と計算知識が必要な問題です。
問題Ⅱは【2】「数の性質」中心の文章題、【3】論理・推理の問題、【4】平面図形、【5】立体図形からなっています。【4】、【5】は途中式や理由を記述する問題になっており、「いかにも公文国際」といった形式です。また、式だけで答えを求めるのではなく、理由とともに答えを求める形でもよく、「自由に考えてみましょう」というメッセージも感じます。どの問題もよく練られており、できる問題をすばやく取捨選択する必要があります。難易度は一般入試と比べ大差ありませんが、問題Ⅰ(基本問題)の割合が少ないため少し難しめと言えるので、算数1科で受験するならそれ相応の学習が必要です。算数に自信がある方でも油断せず日々こつこつと受験算数に取り組み、経験から得られるセンスを磨いてください。
2.注目問題① 問題Ⅰ【1】(4)
※【 】数字は□数字を表します。

(4)の問題はどう解きますか?
これは受験算数における特殊計算の中でも
代表的な問題です。知っていれば工夫できますが、
知らなければ“鬼の計算力“で解き進めるしかありません。

3.注目問題② 問題Ⅱ【4】
   
 小問数5題構成で、円に内接する多角形の指定部分の面積を求める問題です。
 これも中学入試ではオーソドックスな問題ですが、小学校ではほとんど学習しない内容でしょう。

(1) 円と正方形の組み合わせです。
図[1]~[3]の小さい正方形の面積が32cm2とわかっているとき、

①大きいほうの正方形の面積を求めなさい。 
②大きいほうの正方形の1辺の長さを求めなさい。
③図[3]の黒塗り部分の面積を求めなさい。

    

①~③は基本的な問題で、知っていれば簡単に解ける問題ですが、ポイントは図[2]において「正方形を45°回転させる」という手法を利用して(2)(3)を考えるという、誘導型の問題にもなっていることです。

(2) 図[4]の小さい正三角形の面積が129.75cm2 、
小さい円の面積が314cm2 とわかっているときの
黒塗り部分の面積を求めなさい。

(3) 図[5]の小さい正六角形が12cm2とわかって
いるときの黒塗り部分の面積を求めなさい。

                                         

 

これらも難問というわけではなく、中学受験の学習をしていれば十分対応できる問題です。
逆にそうでなければ時間内に解ききるのは難しいかもしれません。
 
※解答・解説は会員の方対象メールマガジンで配信いたします。ぜひ、会員登録を!

帰国枠入試結果集計レポートPart IV

3回にわたり連載してきました「帰国枠入試結果集計レポート」。本日はいったんここで最終回とし、これまでに集計できた「帰国枠入試結果における実質倍率の高い10の学校」をお届けしたいと思います。倍率には、通常「名目倍率」と「実質倍率」と呼ばれる2つの倍率が存在します。「名目倍率」とは、募集定員に対して何人の実受験者がいたか、つまり、「実受験者÷募集人員=名目倍率」という式ですね。もう一方の「実質倍率」はどうかというと、実受験者を合格者の数で割りますので、「実受験者÷合格者数=実質倍率」となります。しかも、もし、繰上げ合格者が出ている場合には、その数は含まれていない数字で公表されていることが多いので、実際の競争倍率がさらに低くなっていることさえあります。渋谷教育学園渋谷中学校(東京)の今年度の競争倍率を例にあげます。「名目倍率」でみると、「236÷12=19.6倍! という実に20人にひとりしか合格できない超狭き門という結果になります。ところが、もう1つの倍率である「実質倍率」をみてみますと、「230÷49=4.69」で5人弱に一人の合格という数字が出てくるわけですね。それにしても、この実質倍率は、ひじょうに高い数字です。一般の入試にみる実質競争倍率は、首都圏の難関校で4~5倍ですが、実質倍率では平均して、2倍~2.5倍程度です。今回の集計結果にみる「帰国枠受験での実質倍率は、中学で1.86倍、高校で1.36倍でしたので、近年の中学受験人気をここでも裏付ける結果となりました。
※ 複数の受験回を設けている学校については、すべての回の合計人数により倍率を算出しています。

【中学校】

学校名     実受験者数 合格者数  実質倍率

1)麗澤            10      2    5.00

2)渋谷教育渋谷   230     49    4.69

3)聖光学院       141     33    4.27

4)立教新座         8      2     4.00

4)暁星             4      1    4.00

6)慶應湘南藤沢   139     41     3.39

7)学習院女子       63      20     3.15

8)洗足学園       159     56     2.84

9)神奈川大附属     28     10    2.80

10)頴明館         8      3    2.67

10)鎌倉学園       8      3    2.67

【高校】     実受験者  合格者数  実質倍率

1)慶應湘南藤沢  143    45     3.18

2)早稲田本庄    144    47     3.06

3)慶應女子        30    12     2.50

4)筑波大附属       13    6     2.17

5)慶応義塾        77    40     1.93

6)専修大松戸      22    12     1.83

7)立命館宇治      85    47     1.81

8)同志社国際    263   150     1.75

8)中央大学杉並    70    40     1.75

10)かえつ有明     10     6     1.67

高校は、早慶の附属校が実質倍率の高い学校の上位を占めました。
学校によっては、募集人員に満たない合格者数だったところもあります。先日ご紹介したとおり、合格基準点に満たなければ、たとえ募集定員以内であっても不合格となりうるということです。

※ 原則、回答未着の学校は掲載しておりませんが、一部、インターネットなどを通じて独自に調査した学校も含まれています。また、あくまでも受験機会における参考資料を目的とし、難易度や相対順位を意味するものではありません。ご了承ください。

帰国枠入試結果集計レポートPart III

本日の「支援室だより」は、前回お届けした「受験実人数(実受験者数)の多い10の学校」の続編で「合格者(発表人数)」の多い10の学校をご紹介いたします。

みなさんご存知かと思いますが、発表される合格者の数は、募集人数と同数というわけではありません。例年の辞退率を勘案して、その年の募集人数に限りなく近くなるであろう合格者数が予測・算出され、その人数にあたる合格ラインで線引きが行われるのです。これは一般入試にも当てはまるのですが、東京、神奈川の今年の中学入試のように、2月1日が日曜日にあたるサンデーショック(チャンス?)では、受験日が例年と変更になるケースも多く、そうなると、例年どおりの合格者数の見込みが立たない場合もあり、学校側としてもどれくらいの合格者を出せば理想的な入学者の確保につながるのか、予測に苦慮することもあるようです。見込みを誤ったがために、定員を割り込んでしまったり、手続きの「歩留まり」がよく、定員をはるかに超えた入学者を迎えるという事態になったりということもしばしば生じています。定員を割り込む手続き状況の場合は、「補欠合格」=最近では、「繰上げ合格」と呼びますが、ここで入学者数の調整につなげますが、「入学手続き者>定員」となった場合には「合格取り消し」というわけにはいきませんので、学校側は、1クラスあたりの人数を増やすか、クラスを増設するかの対応をとります。

一方、合格に必要な得点のボーダーラインを設定し、その得点に達していない場合は、募集人数にかかわらず不合格とする学校もあります。特に帰国生入試の場合には、もともと一般入試での募集枠が控えていますから、合格基準に達していない生徒に敢えて合格を出す必要もないということでしょう。入学後の授業に遅れるようでは本人にとっても不幸なことでしょうから、いたしかたなしですね。ボーダーで合格判定している学校を受験する場合には、こうした事実にも目を向けておきたいところです。

募集定員に対する合格者数ですが、定員の倍以上もしくは、数倍にも上る合格者を出す学校もあれば、募集人数とほぼ同数しか合格者を出さない学校と、学校によりさまざまです。また、帰国生入試では、募集人数が「若干名」となっており、人数を明示しない学校も多く存在します(実は内規で「8名まで」などと取り決めている学校もありますが)。志望校(受験校)を決めるにあたっては、こうした数字もひじょうに重要になりますので、これまでにご紹介したように、「募集定員」→「志願者数」→「実受験者数」→「合格者数」をよくよく研究して、「こんなに募集が少ないのでは、受からない!」などと早合点しないように注意してください。

※合格者数が募集人数よりはるかに多い学校は、なんらかの理由(他の併願校へ入学など)で辞退者が多いということが推測できます。この場合には、入試日程や立地などから、どういう学校が併願校になっているかということを知る手がかりにもなりますね。

【中学校編】

学校名                 募集人数   実受験者数  合格者数

1) 攻玉社(東京) 40       186      96

2) 桐光学園(神奈川)        若干名     166      76

3) 同志社国際(京都)         60         93       64

4) 洗足学園(神奈川)         20        159      56

5) 渋谷教育学園渋谷(東京)      12       230      49

6) 慶應湘南藤沢(神奈川)      30       139       41

7) 大妻(東京)              若干名      77      38

8) 学習院中等科(東京)        約15       85       36

9) 共立女子(東京)            10        62       35

10) 立命館宇治(京都)         40       59       35

【高校編】

学校名 募集人数   実受験者数  合格者数

1) 同志社国際(京都)        120       263      150

2) 土浦日大(茨城)                   161      146

3) 早稲田本庄(埼玉)           25 144       47

4) 立命館宇治(京都) 40        85       47

5) 茗溪学園(茨城)          10       54       46

6) 慶應湘南藤沢(神奈川)      30        143       45

7) 江戸川女子(東京)         若干名     44       40

7) 中央大学杉並(東京)        30        70        40

7) 慶応義塾(神奈川)         若干名      77      40

10) 駿台甲府(山梨)           若干名      31       31

※ 原則、回答未着の学校は掲載しておりませんが、一部、インターネットなどを通じて独自に調査した学校も含まれています。また、あくまでも受験機会における参考資料を目的とし、難易度や相対順位を意味するものではありません。ご了承ください。

次回は、「帰国生入試の実質倍率」学校データを掲載予定です。

帰国枠入試結果集計レポートPart II

本日の「支援室だより」は、前回お届けした「受験志願者数(出願数)の多い10の学校」に引き続き、「受験実人数(実受験者数)」の多い10の学校をご紹介いたします。

「え? 志願者数と実人数でそんなに順位が違うの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、志願者数と実人数の差については、以下の理由が考えられます。

1)当日、体調不良などのなんらかの理由で受験ができなかった

2)出願はしていたが、他の志望順位の高い学校からすでに合格発表があり、

受験を辞退した

3)同一日の複数校に出願していて(ダブル・トリプル出願)、ほかの学校を優先させ、

受験を辞退した

※3)の場合にも、2とおりの受験パターンがあり、1つは「ほかの押さえ校から合格を

もらえたので、さらに上位の学校を選択した」という強気パターンと、もう1つは、

「ほかの押さえ校に失敗したので、より安全校を選択した」ために受験を断念した

パターンです。

1)の場合を除いて、2)3)というのは、一般的な受験対策としては有効な手段です。

これからの受験予定のみなさんは、ぜひ、志望順位と受験日程による、「併願パターン」

「出願パターン」をよく研究して、あらかじめ万全な計画を立てておくと、(経済的にも)無駄

の少ない、効率のよい受験を組み立てることが可能です。

【中学校編】

学校名                 志願者数   実受験者数

1) 渋谷教育学園渋谷(東京)    236       230

2) 攻玉社(東京)            189       186

3) 桐光学園(神奈川)         166         166

4) 洗足学園(神奈川)         163        159

5) 聖光学院(神奈川)         146       141

6) 慶應湘南藤沢(神奈川)      153       139

7) 同志社国際(京都)          101        93

8) 学習院中等科(東京)         86         85

9) 立教女学院(東京)          72         71

10) 学習院女子(東京)          88         63

【高校編】

学校名                 募集人数   志願者数

1) 同志社国際(京都)        293      263

2) 土浦日大(茨城)          161      161

3) 早稲田本庄(埼玉)           153               144

4) 慶應湘南藤沢(神奈川)      174       143

5) 立命館宇治(京都)         86       85

6) 慶応義塾                98         77

7) 中央大学杉並(東京)         82       70

8) 茗渓学園(茨城)           59       54

9) 江戸川女子(東京)           44        44

10) 海城(東京)              32        32

※ 原則、回答未着の学校は掲載しておりませんが、一部、インターネットなどを通じて独自に調査した学校も含まれています。また、あくまでも受験機会における参考資料を目的とし、難易度や相対順位を意味するものではありません。ご了承ください。

次回は、「合格者数」の多い10の学校データを掲載予定です。

帰国枠入試結果集計レポートPart I

この「支援室だより」に連載でお届けしてまいりました「09年入試結果速報」。多くの学校様からのご回答をもとに、入試データ、作文・面接情報をご提供してきました。

ご協力いただいた学校の入試ご担当の先生方には改めてお礼申し上げます。

また、来年度以降、帰国枠での入試を検討中のみなさまにおかれましては、ここに掲載してある学校の入試データを、学校選びの参考のひとつにしていただければ幸いです。

入試結果情報を掲載中の学校のほとんどは、

1)帰国生専用の試験があり、一般入試とは別に定員枠を設けている学校

2)一般入試と同一試験であるが、帰国生としての定員枠を別途設けている学校

3)一般入試と同一試験で、特に定員を定めないが帰国生のための選考基準を別途設けている学校

のいずれかの学校です。ほかにも多くの学校が帰国生入試を実施しており、ここに掲載された学校がすべてではありませんし、ご回答いただいた学校の中には、帰国枠を設けつつも、今年度は応募がなかったという学校もあります。この点をご了解いただき、帰国生入試を実施する学校の募集要項につきましては、「海外子女.com」の学校検索機能をご利用のうえ、改めてご確認ください。

さて、今回は、ご回答いただいた学校のうち帰国生入試における「受験志願者数(出願数)」の多い10の学校をご紹介したいと思います。

【中学校編】

学校名                 募集人数   志願者数

1) 渋谷教育学園渋谷(東京)    12       236

2) 攻玉社(東京)            40      189

3) 桐光学園(神奈川)         若干      166

4) 洗足学園(神奈川)         20      163

5) 慶應湘南藤沢(神奈川)      30      153

6) 聖光学院(神奈川)         若干     146

7) 同志社国際(京都)          60       101

8) 学習院女子(東京)          15       88

9) 学習院中等科(東京)        15       86

10) 大妻(東京)             若干      77

11) 立教女学院(東京)          若干     72

11) 共立女子(東京)            10       72

【高校編】

学校名                 募集人数   志願者数

1) 同志社国際(京都)        120      293

2) 慶應湘南藤沢(神奈川)      30      174

3) 土浦日大(茨城)                     161

4) 早稲田本庄(埼玉)         25       153

5) 慶応義塾(神奈川)         若干      98

6) 立命館宇治(京都)          40        86

7) 中央大学杉並(東京)         30       82

8) 茗渓学園(茨城)           10       59

9) 江戸川女子(東京)          若干      44

10) 海城(東京)              若干      32

※ 原則、回答未着の学校は掲載しておりませんが、一部、インターネットなどを通じて独自に調査した学校も含まれています。また、あくまでも受験機会における参考資料を目的とし、難易度や相対順位を意味するものではありません。ご了承ください。

次回は、「実際の受験人数」の多い10の学校データを掲載予定です。

09年度入試結果情報 第31回

09年度 入試結果情報

海外子女.comでは、全国の私立中学・高等学校に、09年度の入試結果についての
アンケートを実施中です。

ご回答をいただいた学校の中から、東京都 穎明館中学校の情報をご提供いたします。

■穎明館中学校

《選抜方法・試験科目》

筆記試験(英語・算数・国語・理科・社会)、面接

※現地校・インターナショナル校出身者は英語を理科・社会の代わりに受験する。

《入試結果》

試験実施日 男女 募集者数 応募者数 受験者数 合格者数
第1回 2/1(日) 共学 50 152 142 72
第2回 2/2(月 ) 共学 80 299 224 131
第3回 2/4(水) 共学 50 380 182 80
合計 - - 180 831 548 283

上記人数に帰国子女が含まれています。

《入試結果:帰国子女》

試験実施日 男女 出願者数 欠席 実受験者数 合格者数
第1回 2/1(日) 共学 男 3 男 0 男 3 男 0
第2回 2/2(月 ) 共学 男 4 男 1 男 3 男 2
第3回 2/4(水) 共学 男 5 男 3 男 2 男 1
合計 - - 12

《面接試験》

形態:受験生のみ、 時間:約10分 言語:日本語

《面接の質問例:受験生》

  • 現地での学校や生活の様子。
  • 本校の志望理由。
  • 将来について。

09年度入試結果情報 第30回

09年度 入試結果情報

海外子女.comでは、全国の国立・私立中学・高等学校に、09年度の入試結果についての
アンケートを実施いたしました。

ご回答をいただいた学校の中から、東京都 和洋九段女子中学校の情報をご提供いたします。

■和洋九段女子中学校

《選抜方法・試験科目》

帰国生: 筆記試験(国語・算数)、面接

《入試結果》

試験日 男女 募集者数 応募者数 受験者数 合格者数 補欠合格候補 補欠繰上合格 合格総数 入学者
帰国生 12/22(月) 女子 若干名 12 10 10

《面接試験》

形態: 保護者同伴  時間: 約10分  言語: 日本語

《面接質問例:受験生》

  • 外国での生活はどうでしたか。
  • 中学では何に力を入れて生活したいですか。

《受験生:観点》

  • 日本語でのやりとりに問題がないかどうかを見る。

《面接質問例:保護者》

  • 志望理由。
  • 教育方針。

《保護者:観点》

  • 本校の教育方針を理解しているのかどうか。

《試験出題内容について》

  • 国語における聞きとり問題なし。
  • 一般よりも基礎的問題を多く含む。

09年度入試結果情報 第29回

09年度 入試結果情報

海外子女.comでは、全国の国立・私立中学・高等学校に、09年度の入試結果についての
アンケートを実施いたしました。

ご回答をいただいた学校の中から、東京都 お茶の水女子大学附属中学校と、江戸川女子中学校と、
筑波大学附属高等学校と、栃木県 那須高原海城中学校高等学校の情報をご提供いたします。

■お茶の水女子大学附属中学校

《選抜方法・試験科目》

一般: 筆記試験(算数・国語・理科・社会)

帰国生: 筆答(特別指導の必要性を調べるためのもの)、面接(受験生と保護者を別々に行う)

《入試結果》

試験実施日 男女 募集者数 応募者数 受験者数 合格者数
一般 2/3(火) 共学 男子約15

女子約25

男子59

女子310

男子51

女子230

男子15

女子29

帰国生 2/7(土) 共学 合わせて15 男子8

女子27

男子2

女子23

男子2

女子10

※附属小学校からの進学者は、男子25名、女子57名です。

■江戸川女子中学校

《選抜方法・試験科目》

一般  : 書類(通知表のコピー)、筆記試験(算数・国語・理科・社会)

帰国生: 書類(通知表のコピー)、筆記試験(算数・国語)、英語(選択・成績により優遇あり)

AO入試: 書類(通知表のコピー)、筆記試験(算数・国語)

《入試結果》

試験実施日 男女 募集者数 応募者数 受験者数 合格者数
第1回 2/1(日)AM 女子 289 260 117
第2回 2/2(月) 女子 176 144 59
第3回 2/3(火) 女子 78 52
帰国生 12/23(火) 女子 55 51 30
AO 2/1(日)PM 女子 457 436 195
合計 - - - 1055 943 407

合わせて160名

■筑波大学附属高等学校

《選抜方法・試験科目》

筆記試験(英語・数学・国語・理科・社会)

《入試結果》

試験実施日 男女 募集者数 応募者数 受験者数 合格者数 補欠者数
一般 2/13(金) 共学 80 男子359

女子178

男子331

女子166

男子54

女子44

男子14

女子4

帰国生

(日本人学校)

2/13(金) 共学 男子7

女子3

男子6

女子3

男子2

女子1

男子1

女子0

帰国生

(海外現地校)

2/13(金) 共学 男子2

女子2

男子2

女子2

男子2

女子1

男子0

女子1

合計 - - - 551 510 104 20


■那須高原海城中学校

《選抜方法・試験科目》

筆記試験(算数・国語・理科・社会)

《入試結果》

試験実施日 男女 募集者数 応募者数 受験者数 合格者数
1月 1/11(日) 男子 904 891 661
2月 2/8(日) 男子
特待生 1/25(日) 男子 72 58
帰国生 12/23(火) 男子
診断入試 9~12月全4回 男子 36 36 29
合計 - - - 1026 995 698

合わせて80名

■那須高原海城高等学校

《選抜方法・試験科目》

筆記試験(英語・数学・国語)、面接

《入試結果》

試験実施日 コース 男女 募集者数 応募者数 受験者数 合格者数
診断入試 9/28(日)、10/26(日)、11/24(祝)、12/14(日) 普通 男子 16 15 12
帰国生 12/23(火) 普通 男子
一般 1/11(日) 普通 男子
一般 2/8(日 ) 普通 男子
特待生 1/25(日) 普通 男子
合計 - - - - 30 28 17

合わせて70名

《面接試験》

形態: 受験生のみ  時間: 約10分 言語: 日本語